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建築設計(意匠)の仕事に就いています.日々のことを綴ります.
2026
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隈さんの浅草文化観光センターの内覧会に行ってきた

荒川区から引っ越してから久々の浅草
スカイツリーも立派におっ立ってた

IMG_1372d.jpg

















上:内観写真はオープン前ということでネット投稿NG



隈建築を拝見したのも久々でした 根津美術館以来かな
根津美術館の時に若干感じた それまでの隈ブランドが
少しづつ変化しているような感覚
浅草でそれがもっと明確になった気がする
広重美術館のような 洗練されたある種ドライなデザインの印象から
何か少し温度が上がったというか

それを決定づけているのが やはりルーバーの存在ではないだろうか
ルーバーの扱い方が広重やONE表参道とか明らかに違う

表層というよりは 非常に肉々しい物質感を持ったルーバー
消すというよりは むしろ主張してくるレイヤー
それでいて 外観した時に違和感なく場に溶け込んでくる全体感

そんな印象を受けた

広重の時に感じたのは 平屋なのに大そうな断面の鉄骨が
ルーバーというレイヤーでもってぼかそうとしているけれど
逆にそれが鉄骨の存在を顕在化させてしまっているのでは
というもの
(武骨なものと繊細なものが共存しているのは好きです)
(モクの変色具合は秀逸)

浅草では場所性や場のスケール感といったテーマに加え
家形っぽい断面形の積層というこれまでとは違ったアプローチが窺える

ただ やはりそのテーマの根幹の据えているのは
場所性ということではないだろうかと 密かに思っている
アンチペンシルビルとしての積層 というテーマが生まれたのも
敷地の規模や高層化せざるを得ない状況からすると
非常に自然なテーマ設定 ストーリー展開に思えてくる

家形断面(このような表現が適当かわからないけど)の積層は
各層でその層の上下層の影響を受けながら構成されている
たとえば下層の傾斜天井が上層の桟敷になっていたり・・・
各層で内部仕上げに変化をつけたり 天井をアラワシにしたりと
こういった操作が 各層での空間体験に良い影響を与えている
このあたりは魅力的だなと思う
オープン後は事務エリア等立ち入りが制限される場所もある
オープンしてからは なかなか層建築を体感しづらくなるかも


全体を通して
コンセプトをおもっきし前面に打ち出した素晴らしい建築だと
率直に思った
各所納まりや仕上材の選定
建具の大きさ(公共建築としては少し乱暴なところもある)や
家具のグレードなど コストとの折り合いも難航したのだろうなと
思わせる部分も多々あった

IMG_1371d.jpg

















上:見る角度によって透明にも不透明にも見える立面
  (1枚目の写真はどちらかというと不透明)



◆番外編:スカイツリーを拝見して
IMG_1332d.jpg


















浅草って スタルクやスカイツリーの影響なんかもあって
なんかイケイケどんどんな様相を呈してきている
そんな気がするのはボクだけでしょうか(笑)
上から浅草寺の方を見て驚いたのは お寺のすぐ近くに
なにやら絶叫マシン的なものを発見したこと
なんだ?なんでもありか?
ツーリストからすれば雑多な感じが魅力的かもしれないけど…
ま ボク自身は結構浅草好きですけど

しかしながら 強烈なスカイラインが出来たもんだ
ビールとうんこだけの時の方がまだ洗練された感があった
上海建築的棒(=スカイツリー)が突如現れたことでポップ度が飛躍的に向上
何か時代錯誤的空気も流れちゃってる・・・
棒の足元 周辺ではこれから急ピッチで開発が加速されていくんでしょうが
隅田川を挟んで棒側(千葉側)ではこのポップが 都市・建築デザインの
潮流になってしまいそうで少し怖い・・・

今後の浅草から目が離せない(笑)

IMG_1370d.jpg

















上:こういう棒の方がまだしっくりくる


IMG_1332d_02.jpg

















上:ま 正解はこれですが



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上:鶴岡八幡宮ではもう桜がもう咲いてました



我らがSBT君の担当物件
鎌倉までわざわざ見に行きました わざわざ
ついこの間結婚式で鎌倉行ったばっかやのに
わざわざ
あぁ寒かったわ~
建物はそんなことなかったけどね

いきなり苦言を呈しますが
お施主さんの取説と内覧会一緒にすんなよなぁw
もっと色々話したかったのになぁ

でも 見学させていただいて色々と感じるところはありました
坂倉さんとお施主さんに そしてSBT君に感謝です



さて
所感を少し

神社の寮というからには やはり世俗とは一切断絶された厳格な空間が
待ち構えているのかと 勝手に気合を入れて訪れたわけですが・・・

なんてことはない 非情に現代的な快適な空間でした
da13ec78.jpeg



















内部空間は非情に楽しい空間でした
単純な平面形状からすれば 非情に断面的 立体的な空間でした

視線の抜けや階段の見せ方
ちょっとしたステップをリビングのアクセントにしたり
構造的要請を上手く空間のアクセントや面白さに繋げている
個室と共用部空間を斜め天井で上手く繋げていて
気配や明かりが両方にいい影響を与えそう

延面は200㎡に満たないくらいの規模ですが 随所に設計者のアイディアが
散りばめられている

“嗚呼 ここは確実にシバのアイディアやろな” 的な所を発見すると
なんか少し微笑ましくなった

学部の頃にahoshogoと三人で挑んだ『ハンコ屋さん』を少し思い出しました



現代的な云々と前述したけれども 所謂社寺仏閣から想起されるような空間と
現代的なシュッとした(危険な言葉使いっ!)空間とは 意外とリンクするのかもしれない
と 密かに思いました

例えば 僧侶が突き詰めて何かを思考する空間と 小川晋一的なミニマリスティックな
空間って何か共鳴しそうな気がする

う~む 少し危険な考察かもしれませんが

でも そういう意味で 神職さんたちが住まう空間として ひとつの正解だと思いました
えらそうにごめんなさい




コンペ出しました

あぁ 今すごい脱力感


ただ
今回の新建築住宅設計競技は 提出物が電子投稿になってしまったため
出し終わった後の良い感じの疲労困憊感が小さい気がする


さっき一人でハイネケン飲んで お疲れ様しました





久々に新建築を購入

創刊1000号ということで
これまで1000号分の表紙デザインが本の中で紹介されている

表紙のデザインだけで 時代性が読み取れる

50年代くらいの表紙を見ると面白いのは 「新建築」のくせして
京都御所の紫宸殿や佐久間ダムなど 全然「新」でないことに加え
「建築」でもなく また 表紙に選ばれる選考基準のようなものも不明である

ただ何か時代の勢いのまま 表紙も勢いで決まった感がある

今の表題のデザインに変わったのは どうも1980年1月号からみたい
ドバイ市庁舎が背景

今月号が記念号でなかったら 恐らく「ROLEX ラーニングセンター」が
表紙だったんだろうな


ざんねんさなぁぁぁぁ



sanaa.jpg




















久々の日本人受賞です


世界の丹下 槙文彦 そしてアンドゥときて
今回で日本人は4組目なんやね

世界で持続的な活躍が評価されてのことなんでしょうな
SANAAの作風・思想は 最近の海外建築家にも大きな影響を
与えてると思いますし



個人的には 見た目(ガワ)はそんなに好かんけど
行動喚起力というか 彼らの空間は 訪問者の身体潜在能力を
最大限引き出してくれるような そんな気がする
訪問者にとって 受動的ではなく能動的な建築

そこんとこは 非常に興味があります


久ぶりに 21世紀にいきたいのお


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上:プレゼン メインイメージ


コンペ出しました
第23回建築環境デザインコンペティション
第18回以来やから 5年ぶりやね
時の経過が 非常に気になりますが...
ともあれ 当日消印有効ぎりぎりチョップ提出 完了也

コンペの課題タイトルは「風と生きる建築」
風を生かした素敵な建築提案してくださいやーってやつ


例の如く ブログ表題は 今回コンペのタイトル
ボクは 公園としての墓地を提案
本来建築を提案しないといけないから
今回の提案は少しアウトロー的なことになると思う

写真の白い箱が 墓石のひとつ
墓石に ぽーんと穴を開けてやって
風車のような発電機能を搭載させます
そんな墓石で作られた風景を持った公園の提案

詳細はまた今度

あーねむた



“「薄」「軽」建築は事件だ”

銘打たれた 9/24付の日本経済新聞朝刊29面
セジマさんの記事

文を担当した窪田直子氏の記述の中で 印象的だったのは
現代の若者が 妹島和世を支持する理由が
『建築もインテリアもファッションも分け隔てなく等価に見る』
ということ

氏の主張は 特別斬新というわけではないし 至極正統で現代的な捉え方だと思うけど
最近こういう風に色んな物事を見ていなかった自分に気が付かされたわけです

洋服をはおるように 建築をはおる
それくらい身近な そして心身に密着した存在として 建築が捉えられ始めている証拠だ 
服を着るとき その服が好きだったり キモチイからそれを着ると思う
それに近い感覚で 自分の身の回りの空間にもそういった欲求があるということだろう

自分の好きな服を着たならば 自分の好きな場所・空間で 時を過ごしたい
そういったことだろうと思う
すごくよくわかる

また もうひとつ こういったこともあると思う
自らが空間を彩る一部として存在したい というような欲求もあるのではないか
意識的ではないにしろ

自分がここにいることで 空間に対して何かしらプラスの存在になりたい ということ
これはもちろん廻りの人が判断するわけだけど
そうすることが結局は自分を気持ちよくしているのだと 考えているのではないか

わかりやすい話しが スタバでコーヒーを飲むことだと思う
ドトールでなく スタバ

スタバに集まる人々に共通しているのは 自分を周りに提供したい
強い言い方をすれば 影響させたい という意識を持った人々だということではないか
スタバからしても その辺を狙った店づくりをしてる気がする
客が客を呼ぶ みたいな
だからドトールにはないお洒落感があるのだと思う


そんなことを思ったわけですが
ちなみに
紙面の片隅にある 「主義主張にとらわれない 妹島和世の3つの提言」は
以下のようになっていました

 ●建築は様々な人の思いの総体。こうあるべきだという概念はいらない
 
 ●異質でいい。日本人に求められるのは海外にない考え方だ
 
 ●好きなことはあきらめず、20年続ける覚悟を



20年経ったら もうアラフィーだ



 

“ソトノウチデ、”と読ませます


一年ぶりぶり コンペ出しました
JIA東海支部設計競技
構想2時間 作製時間2日間
高速で1/50模型を作製
久々のカッターで 上腕三頭筋がうれしい悲鳴
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さて コンペの中身についてやけど
課題は「うちとそと」概念をベースとした「すまい」を提案しろ ということでした

建築とは何ぞや という非常に原初的な問題であり 難しくも非常に楽しい課題でした

が 今回は時間的制約が大きすぎたため 提案内容を深化させる思考を途中で断念
次回まで温存ということで とにかく手を動かした 

提案内容は もし言い報告が出来そうならまた当ブログ上で発表します



ちなみに
コンペやった後に思ったこと

■ 表現力なさすぎ
てゆうか 表現力がないんとちゃうねん
むしろあるかもしれんけど 表現力を発揮するまでの時間がなさすぎ
それにどれくらいの時間を費やすのかをいうことを 考えなさすぎ
てゆうか もっと早く取りかかれ的な

■大学の研究室の有難み
ほんと有難い場所やったわ なんでも揃うし ほんま自由にヤらさてもらったよな
スプレーのりひとつとってみても どこでスプレーするかってのは
結構重要なことなんやけど 研究室とかやったら
正直その辺で適当に ぴゃーってやってましたよね
ごみ箱の上で適当に吹いたりとか
床とか ところどころ黒なってましたし
でも 普通のマンションやとそうはいかん
ということで最適な場所は 非常階段だということがよくわかりました
誰もいないからね
ペンキ塗ったりするんも ここがいいです
でも 汚さないようにちゃんと養生しましょう
あと やっぱ研究室におる同輩や後輩やろな
こっちが一人でバタバタしてる時は 総力を挙げて手伝ってくれる
あれって ほんますごいことやね
今は一人で悶々とやってても 話しかける相手さえおらんしね
寂しいわけではないけど まったく
まぁでもCDはかなり聞くよな
昔のやつとか
カーペンターズとかうるさくないしいいよ
でもカッター持ってる時はお勧めしません
眠たくなるから
カッター持ってる時は ロック・ヘビメタやね
ただ首の振りすぎは 本末転倒です



また仕事が忙しくなってきました

少しでも時間のある時に 積極的に出していきたいですな



6月13日(土) 2回目となる清掃工場見学

今回は渋谷
東京23区内に21工場ありますが 山手線内は渋谷が唯一です

渋谷駅から徒歩5分
駅から 煙突を視認できます
敷地の周囲を東急東横線とJR山手線に囲まれています
ホンマすごいとこに建ってます

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上:煙突の高さ 149m

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上:こういった用途の建築は条例が厳しく 緑が至るとこにへばりつきます

まぁでも一見してわかるように 工場っぽくない
煙突がなかったらね
なんかのホールのようにも見える
清掃工場の設計における“工場っぽくない”って要素は
実は結構重要なデザインコンセプトだったりします
今回のような都心部における場合は特に である

今回も一般の見学コースを 親子連れと見学
お母さんと小4のお子さんとその妹とお友達 + ボク
工場側は インストラクターのおじさんと 実習習中のおじさんと
ボクよりも若いであろう2人のヤングメン 研修生でしょか
ヤングメンズは見学会中 インストラクターのおっちゃんの言うこと言うことを
熱心にメモっていた
ボクと一緒 1年生か2年生やろね 休日出勤ごくろさんですー

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上:ゴミホッパへ ゴミが投入される様子

さて 内部へ
見学コースは どの清掃工場もお決まりのパターン
中でもゴミバンカ見学は どんな世代にも人気の部だ
皆 体を乗り出してバンカを覗き込みます
ゴミバンカと見学者の空間は 特定防火設備の嵌殺し窓によって
区切られています 匂いもこちら側にはやってきません

『バケット(クレーンにつるされたハサミ)一掴みで
パッカー車(一般的な清掃車)一台分の重さになりま~す!』(インストラクター)
『えぇ~みえなーい』(小4)
『くさーい』(妹)
おいおい妹それは関係ないぞ しかも だから臭わへんて!
・・・おいおい おかんツッコンだれよ!

つまりバケットひとつかみで約2t
ものによってはそれ以上のものもあるとのこと
見学者のテンションがもっともハイになる瞬間

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上:地図のピンク色の最下部 ひし形のマーク部分からゴミバンカ方向を見る

そこからエレベーターで下階へ
見学コースの定番 プラットホームへ
ここはパッカー車がゴミを運び込んできて 投入扉にケツから突っ込み
そこからゴミをゴミバンカに落とします
そして また“ゴミの山”という名の都市へ繰り出すわけです

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ちなみにこのプラットホームの出口
エアカーテンによって臭いが建物外部に出て行かないようになっています
開口部の上下で給排気を局所的に行っているわけです
だから ここにマリリン・モンローが立つと
あの「いやぁ~ん」みたいな写真が撮れるはずです
ここが見学者通路の入り口になればいいのに...
かわいい子がいっぱいくるという前提で
そんな前提 ないか笑

そして写真を撮っているこの見学者通路からも やはり防臭区画がされており
全く臭いません
おもんないなぁ 臭いほうが子供も喜ぶのになぁ笑
とか あんまり楽観的なことは言ってられないんでしょうな
周辺住民にとっては切実な問題やろしね

でもね
あの強烈な臭いを経験せずに 清掃工場に行ったとしても
誰も印象には残らないと思います
建物内部に臭いが充満してるのは もちろん問題外だけど
見学コースの一部にそういった体験学習的なものがあったほうがいいと思う
小さい子らにはそういう経験をさせたい
綺麗なとこ ええとこばっか強調して 環境について考えようねって言っても きっかけがないよね


以下 内部写真
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上:中央制御室

モニターによって各諸室の管理を行います

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上:見学者ホール

模型による説明 これは見学の最後に行われることが多い 復習の意味もあってか
模型ってほんとわかりやすいし 子供の食いつきもいい

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上:見学者説明室からの眺望

見てのとおりマンションやビルやらが高密度で建っている
屋上緑化がまぶしいぜ

と まぁ 専門的な内容はここでは省いていますが 2回目の見学で
ほぼ清掃工場の概要を掴めました

一生のうちで 清掃工場の設計に携われることって そんなにないと思う
今は 貴重な経験をしているんだと 言い聞かせています

次は 大阪『舞州工場』のレポートをそのうちアップします笑
しつこいですよ笑



 
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